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吹奏楽酒場「宝島。」の日々

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2012年度吹奏楽コンクール課題曲を聴いての個人的な感想

今年もこの時期がやってまいりました!
2012年度の吹奏楽コンクール課題曲が手元に届き始めたみたいですね(^^)
ということで去年に引き続き今年も、参考音源を聴いての個人的な雑感や傾向と対策を少し載せたいと思います。

手元に楽譜もスコアも無いので、あくまで聴いた限りでの感想です☆


◆課題曲Ⅰさくらのうた/福田洋介(第22回朝日作曲賞) 
メロディの美しい終始ゆっくりなテンポの曲です。歌うのが得意なバンドには向いているでしょう(^^)
テンポはゆっくり過ぎず速すぎず、こういうところも難しいですねー。

それから下手をすると最初から最後まで同じボリュームで吹きかねませんので、弱奏部と強奏部にどれだけ変化が作れるかが鍵となりそうです。

随所にピッコロ・フルート・トランペット・ホルン・トロンボーンなどのソロ。サックスアンサンブルなど、個人的技術がかなり求められる所があります。
特にサックスアンサンブルの部分は全員ビブラートは必須ですね(^^;

あと主題が始まっての2小節目、フルート(後半ではおそらくクラリネット)の動きが、嫌な進行で下がっていきますねー。
ここはピッチをきっちり合わせないと、間違った?みたく聞こえてしまいますw気をつけましょう♪

個人的にはこの曲が一番好きです☆


◆課題曲Ⅱ行進曲「よろこびへ歩きだせ」/土井康司
行進曲とは書いてありますが、いわゆるエルガーの「威風堂々」のようなマエストーソのコンサートマーチ。
テンポは♪=100かもっと遅いのかな?このテンポで如何に推進性を出すのかが難しいところ。
「明るく元気に!」「しかし軽くならずに、重すぎず」的な。作り上げるのはだいぶ苦労しそうです(^^;

トリオは、これも普通のトリオと違ってベースラインや後打ちなどのリズム隊がない、木管主体の珍しい構成で、この曲の一番の鍵となるでしょう(^^)

トリオ後半のコラールは見せ場ですね☆
ここのハーモニー&バランス(パーカッションも)、そしてメロディを如何に歌い上げるかが勝負だと思います。

楽譜的には簡単かもしれませんが、かなり厄介な曲だと思います。


◆課題曲Ⅲ吹奏楽のための綺想曲「じゅげむ」/足立正
いきなりパーカッションから始まりますが、どうもデモ演奏は洋風チックで、この曲とマッチしてない気が・・・(^^;
タムやスネアのチューニングは研究した方がいいかもしれませんw

個人的には、タムは中くらい以下の和太鼓、スネアは小太鼓的な音を求めたいところなんですが・・・まぁ、楽譜もないしこの辺はちょっとよくわかりません(^^)
本物の和太鼓使うって有りなのかな?

中間部のアルトサックスソロはおいしいですねー。楽譜的には難しくないので、たっぷりビブラートをかけて歌いましょう!

あくまで個人的なんですが「ゴジラのテーマ」で有名な伊福部昭先生の『シンフォニア・タプカーラ第3楽章』と似ている感じがあるので(後半ね)、パーカッションの音やイメージ作りなど、参考までに聴いてみるのも良いかもしれません♪
http://www.youtube.com/watch?v=RteWz4IXRmY


◆課題曲Ⅳ行進曲「希望の空」/和田信
久しぶりの6/8のマーチです(^^)
約3分と全課題曲中一番短く、その分自由曲の幅が広がりますが、ここは考えどころですね。
課題曲勝負か。自由曲勝負か。各団体の持ち味によって変わってくるので、この辺はなんとも言えません(^^;

毎年そうなんですが、この手の曲はイントロで8割方決まります(笑
あとは6/8特有のリズムを如何に軽快に演奏できるかがポイントだと思います。
久しくこのリズムの課題曲が無かったのでみんな慣れてないかもしれません(^^;

トリオはメロディの歌い方はもちろんのこと、中低音の和音の動きをしっかり作りたいところですね♪
トリオ後のトロンボーン・チューバの連符は重たくなりがちになると思います。軽快に演奏できるよう要練習ですね!

最後の盛り上がるところは、メロディ、トロンボーンの裏メロ、木管高音部の細かいパッセージ、このバランスをどう出すか、各指揮者の解釈が楽しみなところです(^^)

あと終わり方もおそらくffで終わるところもあればmfくらいで終わらせるところもありそうですねw
各指揮者の作り方と、それを奏者が理解して吹けるかが重要になると思います。


◆課題曲Ⅴ香り立つ刹那/長生淳
難解な現代曲です・・・
自分は現代曲はあまり好きではないのですが、コンクールではこういう曲の方がポイントは高くつくんでしょうね・・・
フィギュアスケートや体操の技のように、難易度が高い技の方が点数が高いのと同じことなんでしょう。
なのでおそらく全国常連団体はほとんどこの曲をやるでしょう(^^)

で、曲なんですが。。。スコアを見てしっかりアナリーゼしないと、本当にただのゴチャゴチャな曲になりそうです。
作曲者も言ってますが、楽譜通り吹けば良いってもんじゃない感じなので、奏者全員がスコアを読み取り理解する必要があると思います。

えー、個人的にはこれ以上無理なので、以下、会報「すいそうがく」作曲者の解説より一部抜粋

「演奏次第では聴き映えのするものになる、その違いをもたらすもっとも大きなカギは、アゴ-ギクでしょう。
強弱ばかりでなく緩急法で歌うというのを、吹奏楽では控えめにしか取り入れられていないように思われるのですが、それもひとつの大事な表現方法。
この曲では、大いにためしてみて戴きたいと思います。
ほかにも、楽器から楽器へ受け渡されている旋律をつなげて曲に持続感を与えたり、動機的関連を浮き立たせたり、音の質感を変えたり、などなどいくつかの切り口がありますので、「自分たちならでは」という演奏を聴かせやすいのではないでしょうか。」
だそうです(^^)


以上、ざっと感じた傾向と対策(?)ですが、長年吹奏楽をやってる方には「そんなの解ってるよ!」と思うかもしれませんが、
あくまで素人の、参考音源を聴いた限りでの基本的な見地なので、この件に関しての苦情・お問い合わせは一切受け付けておりません!悪しからずm(_ _)m

皆様のご健闘をお祈りいたします!

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by takarajima0901 | 2012-02-10 03:15 | Trackback | Comments(0)

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